ボーダー柄のお嬢さん
- 店長、小池敏文
- 2016年7月1日
- 読了時間: 2分
長野県飯田市の眠りと癒しの快眠アトリエー小池ふとん店 店長:小池敏文の趣味作品集です

紺地に黄色のボウダ柄が際立つコスチューム ラクビーが話題になったのはこの後でした
わが母校、飯田高校には体育の授業にラクビーがあり 3年間、授業として体験しました。
社会科哲学の先生は東大時代ラガーマンだったそうで 首が曲がっていますが人気者でした あだ名は【アナグマ】
その先生が時折美術班の研究室に ぶらりとやってきては 「石膏像のデッサン」をしていました
ギリシャ時代の大理石彫刻を模した石膏像は 白一色で美術の基本を学ぶデッサンには うってつけの題材です
基本は内容がわからないと辛いものですが 高校美術班時代は教えてくれる先生もいない 学ぶ内容も知らない ただそっくりに移すことだけを繰り返していた
なかなかうまくいかないものです!!
ところがアナグマさんは イーゼルの前にどかっと座って 木炭紙に向かって木炭をもって ぐいぐい描き始めました。
そっくりどころか 「何があるかわからないほど真っ黒に」
しばらく夢中に描いていましたが 大きな体をゆさゆさしながら・・・・・ やがて大きく息を吐いて ゆっくり帰りました。・・・
一同唖然としている中 描かれた石膏像は黒光りをしながら 迫力ある姿でそこにいます。
まるで「存在論」を語っているように・・・・・・
体と腕の部分はボーダー柄の順番が逆になっています
いち早く気付く仲間もいれば
説明されてもなかなか分かってもらえない仲間がいて
一同大笑いしながら筆をすすめました
バックについては
始めは経歴年表のようなものを横長に入れるつもりでしたが
時期が冬、雪が降ったりしてきたので
冬の気配を盛り込んだ画面作りにしました